4日付のニューヨーク・イーターによると、コーヒーチェーンの「Coffee Bean & Tea Leaf」が1日、マンハッタン区にある全12店舗を突然閉店した。
店舗の入り口に貼られたサインには、「改装のため閉店。新しい内装と新しい味に乞うご期待」とあるため、一時的なものとみられる。同店の広報担当者によると、新しいオーナーの下で再開する予定だというが、日程や店舗の場所など詳しいことは明らかにされていない。
1963年の創業の同社は、カリフォルニア州ロサンゼルス市に本社を置く老舗で、手作業でコーヒー豆をいったり、茶葉のブレンドをすることで知られている。同店の「アイスド・ブレンド」は、スターバックスのフラペチーノの前身といわれ、実際にスターバックスが買収を申し入れて断られたこともある。全世界に1千店舗以上を構え、昨年の売上は5億ドル(約520億円)だった。
昨年は、ジュースチェーンの「Organic Avenue」がニューヨーク市内の全店舗を閉店し、再開したのは数店舗のみだった。また、2014年にはオーストラリアのパイチェーン「Pie Face」が市内の全店舗を閉店したが、その後再開を遂げていない。