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共同通信
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本格的な入試シーズンの幕開けとなる大学入学共通テストが13日、全国の668会場で始まった。出願者は昨年より2万667人少ない49万1914人で、能登半島地震の被災地では受験票を紛失した受験生に「仮受験票」を発行。来年からは新学習指導要領に対応して教科・科目が再編されるため、6教科30科目で実施する最後の共通テストとなる。
石川県内の出願者は5229人で、特に被害の大きかった能登半島にある高校の生徒は、前日から試験会場近くのホテルに宿泊するなどしてテストに臨んだ。県内の会場でも大きな混乱なくスタートした。
13日は地理歴史・公民、国語、外国語で、英語はリスニング試験もある。出願者のうち、高校などを今春卒業予定の現役生は41万9534人と85.3%を占め、既卒者は13.9%、高校卒業程度認定試験(旧大検)合格者などが0.8%となっている。
新型コロナウイルス対策で受験生に求めていたマスク着用は、5類移行に伴い、個人の判断に委ねた。全都道府県に設けていた追試験会場も縮小した。