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共同通信
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石川県能登地方の景勝地として知られ、その形から「軍艦島」とも呼ばれる見附島(同県珠洲市)の一部が能登半島地震の影響で大きく崩落した。2022年の最大震度6弱、23年の最大震度6強の地震でも一部が崩壊したが、さらに拡大。地元住民は衝撃を受けていた。
見附島は珠洲市の海岸近くにある小島で、最高所の標高は30メートル近くになる奇岩。今回の地震後、船首と船尾に当たる部分が崩落し、土砂が周辺に積み重なった。
見附島を見に来ていた同市の小木勇希さん(42)は「子どものころから見慣れた景色が別物になってしまった。これまでの地震でも崩れていたが、今回の被害は比べものにならない」と話した。