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共同通信
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【イスタンブール共同】トルコプロサッカーリーグのイスラエル人選手が14日の試合中、パレスチナ自治区ガザで戦闘が100日間継続していると訴えるメッセージを掲げ、当局は憎悪を扇動した疑いで一時拘束した。両国メディアが伝えた。
選手はイスラム組織ハマスがガザで拘束する人質に連帯を示したとみられるが、トルコのトゥンチュ法相は「ガザの虐殺を支持する醜いジェスチャーだ」と非難し、イスラエル政府が反発した。
トルコ1部リーグ、アンタルヤスポルに所属するイスラエル人のイヘズキエル選手は14日の試合でゴールを決め、手首に巻いた包帯を掲げた。包帯には「100日 10月7日」と書かれていた。ガザの戦闘は昨年10月7日に始まり、今月14日は100日目。イスラエルでは人質に連帯を示す動きが広がっている。
トルコメディアによると、イヘズキエル選手は当局に対し扇動の意図を否定し、戦闘終結を訴えたかったと説明した。釈放されたが、捜査は継続する。国外追放される見通し。アンタルヤスポルは契約を解除する方針。