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共同通信
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【デモイン共同】米大統領選の幕開けを飾る15日の共和党員集会の舞台アイオワ州は、記録的な寒波に襲われた。市民は初戦の重みをかみしめながら、意中の候補者に「指名を勝ち取る機会を与えたい。参加することが重要だ」と意気込んだ。
州都デモインの集会会場にはコートを着込んだ有権者が次々と集まった。無職ジェームズ・マクドナルドさん(73)は「世界中がアイオワに注目している。バイデン大統領にもう4年間続けさせるわけにはいかない」と語気を強めた。
国立気象局によると、デモインの気温は氷点下20度以下。気象局は「命に危険を及ぼす」恐れがあるとして、州全域に警報を出した。
フロリダ州のデサンティス知事はX(旧ツイッター)で「寒さに勇敢に立ち向かい、私を支持してほしい」と呼びかけた。
ヘイリー元国連大使はデモインの飲食店に立ち寄り「歴史をつくる」と気勢を上げた。来店した60代の無職女性は、党員集会に長い間参加しなかったが「ヘイリー氏の人柄が好きなので、今回は行きたい。寒すぎるけどね」と苦笑いしながら話した。