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共同通信
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【デモイン(米アイオワ州)共同】11月の米大統領選に向けた野党共和党候補を決める指名争いの初戦、中西部アイオワ州党員集会が15日夜(日本時間16日午前)開かれ、米主要メディアによると、トランプ前大統領(77)が勝利した。トランプ氏は州都デモインで支持者を前に「今こそ米国が団結する時だ」と勝利宣言し、復権に向け、世論調査で独走してきた勢いを誇示した。11月5日の大統領選投票日まで10カ月近くに及ぶ長期戦が開幕した。
AP通信によると、デサンティス・フロリダ州知事(45)が大きく後れながらも2位を確実とし、僅差の3位でヘイリー元国連大使(51)が続いた。
大統領選は、民主主義や多様性、国際協調を旗印に再選を目指す民主党バイデン大統領(81)の1期4年への審判となる。争点は経済政策や移民対策のほか、ウクライナやイスラエルへの支援など。
共和党アイオワ州支部によると、日本時間16日午後1時現在の得票率はトランプ氏が50.9%で、デサンティス氏は21.3%、ヘイリー氏は19.1%。