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共同通信
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【ダボス共同】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は16日、スイス東部ダボスで講演し、パレスチナ自治区ガザ情勢の紛争後の戦略について、イスラエルとアラブ諸国の関係正常化を伴う包括交渉が「全員に安全と平和をもたらす唯一の道だ」と述べた。サウジアラビアを念頭に置いた発言とみられる。
サリバン氏はイスラム組織ハマスによる昨年10月のイスラエルへの越境攻撃により、以前から目標とされていた交渉が遠のいたと指摘。「1200もの人々を殺し、市民の背後に隠れ、同じ越境攻撃を繰り返すと誓っている」とハマスを批判する一方、イスラエルが国際人道法を順守する責任も強調した。