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共同通信
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奈良市の国立奈良教育大付属小は17日、複数の教科で、定められた授業時間の不足や履修の漏れなど不適切な指導があったと発表した。同小では今後、不足した教科の補習などを実施。再発防止に向け、管理運営体制を見直す。
奈良教育大によると、不適切な指導は九つの教科や活動に確認された。授業時間について国語や外国語、道徳でそれぞれ年間30時間前後が不足していた。国語では筆ペンを用いた書写が「毛筆による書写」に当たらず、道徳は全校集会で実施されたため、授業とみなされなかった。
複数の教科で履修漏れも確認。音楽での「君が代」や、外国語での代名詞や動名詞の指導などがされなかった。