13日付のポリティコによると、米大統領選民主党候補ヒラリー・クリントン氏の側近2人が昨年6月、ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長のことをEメールで「テロリスト」と呼んでいたことが、機密情報公開サイト、ウィキリークスが同日公開した情報により明らかになった。
市長は2000年にクリントン氏が上院議員に当選した際の選挙参謀を務めていたが、ポリティコからツイッター上で、同氏の来る集会に出席するかとの質問を受け、「集会には参加せず、同氏が所得不平等についてより詳細な構想を明らかにするまで支持を保留する」との内容の返答。また直後に、大統領選挙予備選で同氏と指名を争ったバーニー・サンダース上院議員を称賛し、支持する可能性についてツイートしていた。これを受け、選挙運動本部長、ロビー・ムーク氏が「おお! なんというテロリストだ」と、市長をからかい半分に非難するEメールを選挙運動広報担当のジェニファー・パルミエリ氏に送り、パルミエリ氏は、「言った通りでしょ」と返信していた。
Eメールが交換された2日後のポリティコのイベントでは、ムーク氏は市長のことを「友達」と呼んでいたという。