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共同通信
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自民党安倍派(清和政策研究会)の会計責任者松本淳一郎被告(76)は保守系団体「日本会議」の支部長を務めるなど、政治と近い距離に身を置いてきた。NTTを退職後に同社の報道担当課長だった世耕弘成前参院幹事長の引きで派閥に迎えられ、手腕を発揮した。
北方領土問題に関心があったとみられ、国後島や択捉島で開催された島民との交流会に参加したことも。NTT元社員らでつくる政治団体の代表も務めた。
NTT時代を知る関係者からは戸惑いの声が上がった。
北海道帯広市の旧帯広支店長だった松本被告と交流があった80代男性は「地元の飲食店を回り、北海道の生活を心から満喫していた」と振り返る。