指名争い第2戦、一騎打ちへ訴え

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共同通信
21日、米東部ニューハンプシャー州ロチェスターで演説するトランプ前米大統領(ロイター=共同)

 【マンチェスター(米東部ニューハンプシャー州)共同】11月の米大統領選を戦う共和党候補の指名争いで、第2戦のニューハンプシャー州予備選が23日実施される。一騎打ちとなるトランプ前大統領(77)とヘイリー元国連大使(52)は22日、それぞれ直前の訴えに全力を挙げた。

 デサンティス・フロリダ州知事(45)が21日に撤退を表明してトランプ氏支持に回り、序盤で候補者が2人に絞られる異例の展開。トランプ氏はデサンティス氏からの推薦を追い風にして初戦の中西部アイオワ州党員集会に続く連勝を狙う。

 党穏健派の支持を広げるヘイリー氏は、比較的リベラル色が強いニューハンプシャー州で巻き返しを図る。22日に州都コンコード近郊での集会で「さらなる狂気を求めるのか、新世代の指導者を求めるのか、どちらかの選択だ」と語り、支持を呼びかけた。躍進できなければ、撤退圧力が高まるのは必至だ。

 CNNテレビが16~19日に実施した世論調査では、トランプ氏を支持する有権者は50%。ヘイリー氏39%、デサンティス氏6%だった。