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共同通信
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認証不正により国内の車生産を停止したダイハツ工業が、2月中旬に商用車2車種の生産再開を目指す方向で検討していることが23日、分かった。いずれも国土交通省が基準への適合を確認した。ダイハツは仕入れ先の部品メーカーと供給に関する調整を進めている。
2車種は親会社のトヨタ自動車ブランドの「プロボックス」と、マツダブランドの「ファミリアバン」で、京都工場(京都府大山崎町)で生産している。これらを含む5車種について、国交省は安全や環境に関する性能の基準を満たすと確認できたとして19日に出荷停止指示を解除した。
ダイハツはこれまでに1月末までの国内工場停止を決めており、再稼働には顧客の理解が重要との認識を示している。2月中旬をめどに不正の再発防止策を公表する見通しで、関係者によると公表後に生産再開が進む可能性が高いという。
国交省は他の40車種についても確認試験を進めており、4府県にある工場の全面再開までには時間を要するとみられる。