空手家2人、暴行犯撃退 勇敢な行動で大手柄

 19日付のNBCニューヨークによると、2人の空手インストラクターが18日、ブルックリン区で男から襲われていた女性を助け、男の逮捕に協力した。
 手柄を立てたのは、同区イーストウィリアムズバーグで空手を中心に護身術を教えるルイス・ルイーズさんと義理の息子、アントニオ・ピナさん。夜遅く、道場からの帰り道に、2人は女性の悲鳴を聞き駆け付けてみると、男が女性の首元を押さえて、激しく揺すっている。ルイーズさんは男を撃退し、女性の安全を確保。さらに、ピナさんが逃げる男を数ブロック先の袋小路に追い詰めたという。
 男は強かん未遂や暴行などの容疑で、現行犯逮捕された。前科19犯で3度の禁固刑も受けているトッド・デアス容疑者(31)は、7月に仮出所して近くのホームレスシェルターで寝泊まりしていた。
 女性は殴られるなどして顔に大けがを負ったが、命に別条はない。ルイーズさんは「間一髪のところで助けることができて良かった」と振り返る。2人の武闘家は、自身や“他人の身を守る”術を勇敢に体を張って示した。女性はシナゴーグ(ユダヤ教会堂)からの帰りだったこともあり、宗教的指導者のラビが回復までの面倒を見るという。

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