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共同通信
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【マニラ共同】フィリピンのマルコス大統領は23日、ドゥテルテ前政権が「麻薬戦争」で超法規的に行った容疑者殺害を巡り、国際刑事裁判所(ICC)の捜査を支援しないと記者団に明言した。ICC捜査官が入国したとのうわさに、当時の警察トップらが「政権の方針転換」だとして不快感を示していた。
マルコス氏は「フィリピンでのICCの管轄権を認めない。国の主権に対する脅威と見なしているからだ。ICCが行うどんな捜査も支援するつもりはない」と強調。「一般人としてなら入国できる」としながらも「政府機関とは接触させない」と付け加えた。