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共同通信
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天皇、皇后両陛下は23日、東京都渋谷区の明治神宮ミュージアムを訪れ、企画展「正倉院宝物を受け継ぐ―明治天皇に始まる宝物模造の歴史」を鑑賞された。
企画展は、模造品を通じて宝物を守り伝える大切さを紹介しており、両陛下は、上皇后美智子さまが育てた日本純産種の蚕「小石丸」の絹糸を弦に用いた「螺鈿紫檀五絃琵琶」の模造品を熱心に見学した。担当者から、模造に貝が使用されていることを聞いた天皇陛下は「どの部分を使うのですか」と尋ねていた。
正倉院は奈良時代に建立された東大寺の倉庫で、聖武天皇の愛用品などを伝える。