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共同通信
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ロシア国防省は24日、ウクライナ国境のロシア西部ベルゴロド州で、ロシア航空宇宙軍の大型輸送機イリューシン76が墜落したと明らかにした。タス通信などが伝えた。同機には国防省によると、捕虜交換のために移送中のウクライナの捕虜65人と同行者3人、乗員6人が乗っていた。現場は州都ベルゴロド郊外で、現地では事故原因の調査が行われている。
同州では24日、ウクライナ側からの攻撃に対する警報が出ていた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は23日のビデオ声明で、首都キーウ(キエフ)や東部ハリコフなど各地へのロシア軍の大規模なミサイル攻撃の死者が18人に上り、さらに増える可能性があると明らかにした。負傷者は130人以上。地元当局によると、最大の被害が出た第2の都市ハリコフには23日だけで3回の攻撃があり、崩れ落ちた高層集合住宅では、がれき撤去と住人の救出が続いている。
空軍のイグナット報道官は米紙ニューヨーク・タイムズなどに対し、迎撃したミサイルは半数ほどだったと明らかにした。