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共同通信
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【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は24日、機密技術を扱う企業への域外からの対内直接投資について、安全保障上のリスクの審査を強化することなどを加盟国に提案した。ロシアや中国を念頭に域内産業を保護するため、欧州委が昨年6月に発表した経済安全保障戦略の一環としている。
欧州委は全加盟国に対し、直接投資の審査を義務付ける分野を特定するとした。域外の企業や投資家が支配するEU企業が行う投資についても対象とする。
バイオテクノロジーや半導体、人工知能(AI)などEUが重視する分野の企業が、域外の企業に支配されるのを防ぐことが狙いとみられる。