24日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市が教育政策として行う高校生と大学生向けの有給インターンシッププログラムに、人気が集まっているという。
市が2014年にスタートした「ラダーズ・フォー・リーダーズ」は、成績優秀な学生らを難関や一流を含む市内の企業にあっせんするプログラム。14年は475人、15年は1035人と参加者が倍増し、今年は1538人が参加して過去最高を記録した。市は、野心あふれる若者と優秀な人材を早期に獲得したい企業側との思惑が一致することが、人気の理由と分析している。また、最終目標を同じとする学生と企業双方の要望に沿った、具体的な研修や就業体験も受けが良いという。
15年には登録企業が191社だったのに対し、今年は、タイム・ワーナーやJPモルガン・チェースなど475社が参加し、今後さらなる規模拡大が期待される。
ビル・デ・ブラシオ市長は同プログラムを積極的に推進しており、市の青少年地域開発局と雇用支援センターとともに、市長官邸で過去最高記録を祝う会を予定するほか、「これからの市を担う若者への投資であると同時に、彼らの夢を応援したい」と話している。