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共同通信
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害虫対策の要件を満たす梱包をしたとする虚偽の申告で、青森県産リンゴをタイに不正輸出しようとしたとして、警視庁生活環境課は25日までに植物防疫法違反などの疑いで、青果物販売会社「サン・フレッシュジャパン」の社員内田篤容疑者(48)=東京都板橋区=と、グループ会社役員那須野勲容疑者(57)=東京都荒川区=を逮捕した。
日本産のリンゴはタイで高級品として販売される。警視庁はサン・フレッシュジャパンが2021年11月~22年10月、国内販売用として流通するリンゴを同様の手口で不正輸出し、約660万円を売り上げたとみている。
タイへのリンゴの輸出は、害虫の侵入を警戒するタイの要求に適合しているかどうか植物防疫官の輸出検査の証明が必要。内田容疑者は「違法なことをしたつもりはない」、那須野容疑者は「事実は間違いないが納得できない」と話している。
羽田空港支所の検査でリンゴから検疫対象のハダニが見つかり、書類の偽造が発覚。昨年2月に農林水産省が警視庁に相談した。