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共同通信
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【マニラ共同】フィリピンのマルコス大統領が外国投資を呼び込む改憲を支持し、政治家の任期を制限する憲法規定の改正も「今後議論できる」と述べた。父のマルコス長期独裁政権の教訓から、大統領任期は現憲法で1期6年までに制限されている。改憲にはサラ・ドゥテルテ副大統領らが異論を唱え、政界が揺れている。
マルコス氏は23日の地元テレビ番組で、現憲法について「グローバル化を想定しておらず、フィリピンの経済活動を拡大し外国投資を一層呼び込むため調整する必要がある」と強調した。
政治家の任期制限で「実際には何も変わらなかった」とも主張し、制限緩和は有権者に有益かもしれないと発言した。