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共同通信
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【ワシントン共同】米共和党全国委員会は大統領選の党候補指名争いの初戦、第2戦に連勝したトランプ前大統領を「事実上の党指名候補」とする決議案を関係者に配布した。トランプ氏を推薦する委員が提出したが、同氏が謝意を示した上で「党の結束のため、この案を進めるべきではない」と反対表明したことを受けて取り下げた。CNNテレビが25日報じた。
決議案は候補指名の投票権を持つ代議員の獲得数を競う従来の進め方を覆す内容。選挙戦を続ける唯一の対抗馬ヘイリー元国連大使に撤退圧力をかける狙いがあった。ヘイリー陣営は全国委の決定ではなく「共和党の多くの有権者が指名を決めるべきだ」と猛反発していた。