25日付のパッチによると、マンハッタン区アッパーイーストサイドを代表するキャロリン・マロニー連邦下院議員は63丁目で行われた記者会見で同日、ニューヨーク州都市交通局（ＭＴＡ）が工事を進める通称地下鉄２番街線（Ｔ線）が、今年12月には開通する予定であると明らかにした。
同議員は、ＭＴＡから10月１日に、第一段階工事の98％が完了したと聞いたとした上で、これが確かなら、今年12月31日までに開通することは「間違いない」という。
一方、独立系エンジニアが９月に発表した報告書では、12月に本格的運行を開始するために必要な主要システムの検査が終わっておらず、年内の開通が困難になる可能性があり、また、ＭＴＡは、検査を１週間に８～10回の頻度で行っていたが、12月半ばまでに全ての検査を完了するためには、１週間に平均で25回の検査を実施しなければ間に合わない計算になるとの見解が示されていた。
２番街線第一段階工事では、２番街沿いに新しく72、86、96丁目駅が開設され、現在のレキシントン・アベニューと63丁目駅に接続される。これにより、約20万人の地下鉄利用者が恩恵を受けるという。
２番街と96丁目付近の地下で進む工事（photo: Metropolitan Transportation Authority of the State of New York）
