これが本当のキャットファイト? 店番のネコたちを巡る論争

 27日付のメトロ・ニューヨークによると、レビューサイト「イェルプ(Yelp)」に寄せられた1件の投稿をきっかけに、デリなどの食料品店にいるネコたちを巡って論争が巻き起こっているという。
 ことの発端は、あるユーザーがイェルプに投稿したコメント。マンハッタン区イーストビレッジにある S.K.デリマーケットについて、「ここのサンドイッチが好きでよく訪れるが、今日来店した際、店内をうろつくネコを発見した。店で飼われているようだが、自分のようにネコアレルギーの人に対する配慮に欠ける上、衛生上の問題も気になる」と批判的なコメントを投稿した。すると多くのニューヨーカーから反論が寄せられ、「あのネコはデリの店番のような存在で、多くの客に愛されている。ネコが嫌いなのであればデリを利用しなければいい」などと、デリとネコを擁護する声が上がっている。
 コメントは既に削除されているが、インターネット上では食料品店やデリへのネコの入店許可を求める活動にまで発展。既に“ネコ好き”の224人の署名が集まっており、500人に達した際には、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長の元へ正式に訴えが届けられるという。

Matt Jiggins

Matt Jiggins