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共同通信
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自民党茂木派会長の茂木敏充幹事長は29日の記者会見で、同派の在り方に関し「いわゆる派閥としては解消し、新たな政策集団に脱皮する」と述べた。同派の参院議員約20人は国会内で会合を開き、個人の判断による派閥退会容認を決めた。会合後、石井準一参院国対委員長は記者団に「各議員は居心地が良ければ残るし、意味がなければ退会する」と語った。
会合で新たに退会意向を示した議員はいなかった。茂木派は30日に全ての所属議員対象の会合を党本部で開き、意見集約を図る。
茂木派は、派閥裏金事件を受けて、総務相に届けている政治団体「平成研究会」を当面維持した上で、政策集団への移行を検討している。