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共同通信
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東北新幹線大宮―上野間で架線を張るための重りの部品が破損して停電し、東北、上越、北陸の各新幹線が広範囲で運休したトラブルで、JR東日本は30日、同種の重り設備490カ所を緊急点検した結果、異常はみられなかったと発表した。
JR東は本社で記者会見を開き、池田裕彦常務が「多くのお客さまに多大なるご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる」と謝罪した。
JR東は新幹線全線を目視で点検し、ひび割れの有無を確認した。車両基地を除く393カ所は詳しい検査を実施し、6月末までに終える予定。架線を重りで張る装置から、ばねの力で引っ張る装置への切り替えを前倒しで実施する方針も明らかにした。