地ビール新天地決まらず スタテン島からアップステイト案へ

10月29日付のゴッサミストによると、ブルックリン・ブリュワリーが検討中の新拠点の場所を巡り、交渉が難航しているという。
 同社は近年増加している需要に応えるため、ブルックリン区ウィリアムズバーグにある第一醸造所に次ぐ新たな醸造所の建設を予定しているが、年間40万バレル(約4700万リットル)を製造する大工場が建つ敷地を確保するのは容易でない。計画は2年前から持ち上がり、今年5月には創業者であるスティーブ・ヒンディー氏が「港が近く、ビールの出荷に最適なスタテン島に、醸造所を建設する予定だ」と発表していたが、同地での交渉の見通しが立たないことから、代わりにニューヨーク州のアップステイトに場所を移す案が出されているという。
 アップステイトはニューヨーク市内に比べて人件費や製造コストが低い。また、州がアップステイトに醸造所をオープンするよう推しているのでは、ともささやかれているが、州はこれを否定しており、同社のゼネラルマネージャー、エリック・オタウェー氏も「最終的な場所は決まっておらず、現在市内やアップステイト、そしてほかのエリアも検討しているところだ」と話している。最終決定は年末までに下されるという。

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