1日付のゴッサミストによると、マンハッタン区イーストビレッジのアスタープレイス駅前にあり、「アラモ」の名称で親しまれるキューブ型の立体アート作品「ザ・アスタープレイス・キューブ」が同日、2年ぶりに“古巣”に戻ってきたという。
同地域のランドマークとしても知られるアラモは、2014年秋に開始された駅周辺の工事に伴い一時的に撤去され、作品自体にも修復が必要だった。当初、再設置は今年6月になる予定だったが、8月へ延期になると報じられてから、秋になってもアラモは戻ってこなかったため、行方を心配する声が上がっていた。待ちに待った良い報せに、住民らは大変喜んでいるという。近隣住民の1人は取材に対し、「アスタープレイスに、なくてはならないもの」と述べた。
再設置が何度も延期された理由について、市の設計施行局(DDC)のダニエル・リーベル氏は、「アスタープレイスだけでなく、その周辺地域にもより安全な歩道を建設するプロジェクトと並行しながら、アラモの工事も進めていたため、再設置する場所や時期を決定するのに時間がかかった」と説明した。修復と再設置費用には約18万ドル(約1850万円)かかったという。