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共同通信
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【昭和基地=南極観測隊同行記者】南極・昭和基地の管理、運営を第64次越冬隊から第65次隊に引き継ぐ「越冬交代式」が1日、同基地で行われた。厳しい環境下で1年を過ごした第64次隊をねぎらい、これから基地を守る第65次隊を激励した。
「2月から新しい1年が始まる」と言われるほど、越冬隊にとって大切な節目。交代式で第64次隊の樋口和生越冬隊長は「誰ひとり欠けることなくこの場に立っていることをうれしく思う」とあいさつ。第65次隊の行松彰越冬隊長は「さまざまな問題が生じても一致団結して乗り越えたい」と決意を新たにした。
第65次隊のフィールドアシスタントを務める山岸慎英さん(47)=国立極地研究所南極観測センター、長野県白馬村=は「これから長い1年が始まる。第66次隊が来るまでしっかりと基地を守り、引き渡せるように頑張りたい」と意気込んでいた。