4日付のロイター通信によると、8日の大統領選前後にイスラム過激派組織アルカイダが米国内でテロを企てている可能性について、米連邦当局が同日、ニューヨーク市警察(NYPD)とニューヨーク・ニュージャージー港湾局(PA)に警告したという。
市周辺の空港、トンネル、橋を管轄するPAの広報担当は、「全ての施設において、高水準の警備を敷く」と述べた。NYPDは、脅威の報告は詳細に欠け、真偽については確認中であるとしながらも、「情報について認識している。共同テロ対策本部を通じて米連邦捜査局(FBI)とともに、NYPDの反テロおよび諜報課が対策を講じている」と話した。
ワシントンD.C.の情報筋がロイター通信に伝えたところによると、大統領選前後のアルカイダによるテロ計画の可能性についての情報は、複数の連邦機関が把握するもので、各州や地方自治体へ警告したという。
CBSニュースは同日、米諜報機関がニューヨーク、テキサス、バージニア州の地方自治体に、アルカイダがテロ実行を計画するのは、大統領選前日の7日だとみていると報じた。この警告に関する情報源やこれらの州のどこが狙われているかなどの詳細については分かっていない。