日航機、左側から燃え広がったか

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共同通信
羽田空港の滑走路で炎上する日航機=1月2日

 羽田空港で日航と海上保安庁の航空機が衝突、炎上した事故で、日航機は左側のエンジン付近から火が燃え広がっていたことが2日、国土交通省への取材で分かった。運輸安全委員会などは両機の衝突した箇所や出火の状況などを詳しく調べている。事故は2日で発生から1カ月となった。

 羽田にある国交省の東京空港事務所には空港消防業務を担う部署があり、事故時の初期対応に当たる。日航機は左エンジン付近で火の勢いが強く、3台の消防車が左側の主翼に向かって放水。胴体部分まで燃え広がり、約8時間半後に鎮火した。

 事故では海保機の乗員5人が死亡し、機長が重傷を負った。日航機の乗客乗員379人が脱出した。