満を持してニューヨークにオープン本格とんこつラーメン
日本で約60の店舗を構え、天然とんこつラーメンが人気の「一蘭」が先月、ついに米国へやって来た。
一蘭といえば、「とんこつスープ」と「秘伝のたれ」、そして「味集中カウンター」など唯一無二の味とサービスが有名だが、ここニューヨークでも日本と全く同じ体験ができるという。オープン直前の、慌ただしく準備を進める店舗に取材を敢行した。
店内は味集中カウンター(30席)と博多の中州の屋台を模したテーブル席(38席)に分かれていて、店のルールやオーダー用紙の記入法などの説明が全て英語で書かれている。初回の今日は味に集中すべくカウンターへ。日本と同じ簾と仕切りで区切られたスペースに早くも意識がラーメン集中モードになる。オーダー用紙に秘伝のたれの量/辛さ/濃さを書き込み、簾越しにオーダー。すると顔は見えないが愛想の良い定員が受け取り、ほどなく「ザ・クラシック・トンコツラーメン」(18.90ドル)が運ばれてきた。熱々のスープを口に運ぶと、とんこつスープのうまみが口いっぱいに広がる。細麺には、スープとピリ辛で後を引く秘伝のたれがよく絡み箸が止まらなくなる。とんこつ特有の臭みを全く感じさせないスープを気が付けば最後の一滴まで飲み干していた。まさに日本で食べた一蘭の“本物のとんこつラーメン”がここに再現されていた。
そのほか、ほろりととけるように柔らかい「釜だれとんこつ焼き豚皿」(9.90ドル)、福岡の名産、八女茶を使った「抹茶杏仁豆腐」(9.90ドル)も必ず試してもらいたい一蘭の人気メニュー。
1人でも、仲間や家族とでも楽しめる、そんな“ジャパンクオリティ・ラーメン”をぜひお試しあれ。