クルーズ船集団感染の死者追悼

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共同通信
大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスが横浜沖に停泊してから4年となり、海に花を手向ける全国連絡会の平沢保人共同代表=3日午後、横浜市

 新型コロナの集団感染で13人が亡くなった大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスが横浜沖に停泊してから4年となった3日、元乗客らでつくる全国連絡会が横浜港で追悼の献花をした。連絡会は声明を発表し「風化を強く危惧する」と訴えるとともに、国による抜本的な検証を改めて求めた。

 この日は快晴の下、会員3人が黙とうした後、横浜港大黒ふ頭の岸壁から花を海に手向けた。

 国土交通省は昨年9月、今後の感染症対応策を盛り込んだクルーズ船運航に関する報告書を公表。連絡会の平沢保人共同代表(68)は、集団感染に触れた部分はわずかで「乗員や乗客に聞き取りをしておらず、検証になっていない」と批判した。