8日付のDNAインフォによると、ニューヨーク市は、学校給食で提供されたチキンテンダーの一部に異物が混入していたため、同メニューの提供を一時的に見合わせているという。
市教育局(DOE)は今学年度が始まって間もなく、給食のチキンテンダーの中に、骨や青いビニールが混入していたとの苦情を7件受け、その対応を命じていたが、回収されX線検査を受けた加工品の鶏肉に異常が見つからなかったため、学校へ返送し、それらの鶏肉の提供を再開した。
しかし、マンハッタン区の学校で、異物が見つかったものと同時に加工調理されたチキンテンダーの中に、骨が混入しているのを学校職員が発見。徹底した調査報道で知られるニュースサイト、シティ・ライツが学校給食課に異物混入についての問い合わせをしたことで、DOEは提供の見合わせを決めたという。
DOEは、9月29日に一時的に同メニューの提供を停止し、万全を期すため、問題が対処されるまで献立から外すと説明している。
市の学校では昨春も、給食のピザからカビが検出され、提供を一時停止している。DOEは、抗生物質を使用した鶏肉を使用しないなど、給食の質改善に努めていると主張している。