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共同通信
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石川県は5日、能登半島地震で液状化被害があった同県内灘町で建物の応急危険度判定を実施した1679棟のうち25.7%に当たる432棟が建物内に立ち入らないよう求める「危険」と判定されたと明らかにした。液状化が発生したとされるエリアが集中した西荒屋、室の両地区では4割程度が「危険」と判定。県によると、液状化と傾斜のある地盤の流動が重なり、被害が深刻化した「稀なケース」と考えられるという。
道路の隆起やひび割れ、土砂流出などの被害が確認されたほか、水道管が破損した影響で町全体では約570戸の断水が解消されていない。
液状化は、地震の揺れで地盤が液体のように流動化する現象。