9日付のメトロ・ニューヨークによると、約5カ月前にクイーンズ区で歩行者の顔面を殴打した男が7日、自首したという。殴られた歩行者は、搬送先の病院で既に死亡している。
マシュー・スミス容疑者(42)は今年6月26日深夜、同区ブライヤーウッドのクイーンズ・ブルバードとメイン通りの交差点付近で、路上を歩いていたパトリック・ゴーマンさん=当時(64)=が容疑者の妻、イレイナ・マカロバ(39)にぶつかったとして顔面を殴った。そのはずみで歩道に転倒したゴーマンさんは、グッド・ソマリタン病院に搬送され、その後ジャマイカ病院へ移ったが、同日病院で死亡した。その後、ニューヨーク市の検視官が、死因には顔面を殴られたことも含まれると断定した。
防犯カメラには、歩道に倒れたゴーマンさんが立ち上がろうとしてよろけている姿が映っており、警察はこの動画を一般に公開して、犯人に関する情報を求めていた。捜査によると、ゴーマンさんは顔面パンチを喰らう前に、ぶつかったことを謝罪していたとの見方が強い。
同容疑者は、暴行と過失致死の罪に問われることになる。現在のところ弁護士を雇ったかどうかは不明で、コメントなどは発表されていない。