MTAが地下鉄L線を増便 利用者増加とM線工事に対応

 8日付のDNAインフォによると、ニューヨーク州都市交通局(MTA)は、来年6月から地下鉄L線の運行本数を週50本増便するという。これは、利用者が増えた上、ブルックリン区内でM線の一部が工事に入り不通となることに対応するもの。
 平日は午前9~午後7時までの間に11往復、土曜は午前7~午後3時の間に12往復、日曜は午前7~午後8時の間に27往復、増便する。L線の平日の利用者は、1990年と比べて2倍の30万人に達しており、同区北部を地盤とする州議会のジョゼフ・レントル議員は、「増便で1車両当たりの乗客数を減らし、より快適にする」とその狙いを説明している。
 MTAでは、同区内にあるM線のマートル・ブロードウェー駅以北を約10カ月間閉鎖し、フレッシュポンドとミドルブリッジ間の橋やブロードウェー北部のカーブ箇所を修復する工事を行う予定だ。この期間は、影響のある駅からシャトルバスを運行させるほか、J、Z、Mの各線がブロードウェー・ジャンクション駅まで各駅停車となる。
 L線の完全運休は2019年開始を予定しており、18カ月をかけてハリケーン・サンディの被害を受けたカナージー・トンネルを修復する。

Adam E. Moreira

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