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共同通信
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【サンパウロ共同】チリ中部や南部で発生した大規模な森林火災で、チリ政府は5日、死者が123人に上ったと発表した。被災地周辺では緊急車両の通行の妨げにならないよう夜間外出禁止令が出され、軍や消防が懸命の消火や救助活動を続けた。
政府は5日、被災者を対象にした支援金の給付を近く始めると発表し、被害が大きかった中部のバルパライソ地域の復興に向けた担当相を任命。被災地の自治体がボランティアの募集を開始するなど再建に向けた動きも進んでいる。
一方、火災原因を巡っては、捜査当局は放火の可能性も排除せず調べを進めている。たき火をしていて火災を引き起こしたりしたなどとして拘束された人もいる。