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共同通信
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【エルサレム共同】中東歴訪中のブリンケン米国務長官は6日、カタールで記者会見し、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの休戦合意は「可能で不可欠だと信じる」と述べた。ハマスは6日、米国など4カ国が提案した休戦案に返答したと表明。ブリンケン氏は戦闘開始から4カ月となる7日にイスラエルを訪れ、返答内容を協議する。
ハマスは「包括的で完全な停戦に向け前向きな精神で対応した」と表明した。返答の詳細は明らかになっていない。ハマス壊滅を目指すイスラエルは戦闘終結に応じない構えを維持し、両者には隔たりがある。ブリンケン氏は「やるべきことはまだ多い」と述べた。
一緒に記者会見したカタールのムハンマド首相は、ハマスの返答は複数の意見付きだが前向きだったと述べた。
ブリンケン氏は5日、サウジアラビアで国の実権を握るムハンマド皇太子と会談した。皇太子はガザの戦闘終結とパレスチナ国家樹立への期限設定を条件に、イスラエルとの国交を正常化することに強い関心を示したという。