被爆80年に1.4億円計上

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共同通信
広島市役所

 広島市は7日、2025年に迎える被爆80年の記念事業の関連費用として計1億4千万円を盛り込んだ24年度当初予算案を発表した。人工知能(AI)や仮想現実(VR)を活用した被爆体験の継承などが柱。一般会計の総額は6845億円となった。

 市によると、平和記念公園内の原爆資料館や国立広島原爆死没者追悼平和祈念館で収集している被爆体験記や被爆者の証言映像を集約したデータベースを構築。被爆者の高齢化に対応し、AIを活用した新しい継承方法を広島市立大と共同で研究する。

 また、原爆投下時の状況などをまとめたVR映像を国内、海外の原爆展で見られるようにする。159万円を充てる。