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共同通信
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政府が定める「北方領土の日」の7日、4島に近い北海道根室市で領土問題の解決を求める住民大会が開かれた。約750人が参加し「北方領土を返せ」「北方墓参再開を」とシュプレヒコールを上げた。
登壇した択捉島出身の鈴木咲子さん(85)は「4島との交流が途絶え不安が募るばかりだが諦めるわけにはいかない。粘り強く運動を続ける」と強調。曽祖母が歯舞群島出身だという根室高3年の半田つくしさん(18)は「元島民の方々は高齢化が進んでいる。私たちの世代が思いを引き継がなければ」と述べた。
新型コロナウイルス禍で途絶えていた、根室地方の中学生による弁論発表も4年ぶりに実施された。