子ども睡眠中の安全確保求める

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共同通信
こども家庭庁にある「こどもまんなか広場」=2023年4月、東京都千代田区

 東京都世田谷区の認可外保育施設で生後4カ月の男児が意識不明の状態で見つかり搬送先の病院で死亡した事故を受け、加藤鮎子こども政策担当相は9日の記者会見で、睡眠中の子どもの安全確保を徹底するよう求める事務連絡を全国に出したと明らかにした。

 こども家庭庁によると同保育施設では、乳児をうつぶせのまま寝かせることがあり、窒息や乳幼児突然死症候群(SIDS)への配慮が不十分だったことが自治体の立ち入り調査で判明した。

 事務連絡は8日付。注意事項として、医学的な理由で医師からうつぶせ寝をすすめられている場合以外は、乳児の顔が見えるあおむけに寝かせることが重要だと説明した。