三幸製菓工場跡地で供養式、新潟

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共同通信
慰霊碑前で行われた供養式で、榊を供える三幸製菓の佐藤元保CEO=10日午前、新潟県村上市

 米菓大手三幸製菓(新潟市)の荒川工場(新潟県村上市)で従業員6人が死亡した火災から2年となるのを前に、同社は10日、工場跡地に設置した慰霊碑前で供養式を行った。一部の遺族と、同社の佐藤元保CEOら役員や従業員が参加。佐藤氏は碑の前で深く頭を下げ、遺族に改めて謝罪した。

 佐藤氏は「6人の従業員の尊い命を失うことになり、ご遺族の気持ちを思うと悔いても悔やみきれず、痛恨の極みだ」と述べた。式では遺族らが花を手向けた。

 火災は2022年2月11日深夜に発生し、「F棟」と呼ばれる建物約8800平方メートルが全焼。60~70代の女性アルバイト従業員4人と20代の男性社員2人が死亡した。