駅でのホーム対策早急に 相次ぐ死亡受けて

 ニューヨーク州都市交通局(MTA)は14日、今年10月1日~同日までに8人が駅のホームから落下し、電車にひかれて死亡した事件が相次いでいることから、早急な対策を講じる必要があるとして、緊急に役員会を召集したことが分かった。各メディアが伝えた。
 8人のうち1人は自殺だが、7人はいずれも何者かに押されてホームに落下したことでひかれた。日本や欧米などで普及する可動式ホームドアの試験的導入はこれまでにも検討されてきたが、主に金銭的な理由で難航しており、役員会では「今、取る何らかの措置が、死者の数を減らす」との意見が出た。

専門家は、ドアや壁などの設置が電車の遅延を減らすことにも効果があるとみている (photo: Yanping Nora Soong)

専門家は、ドアや壁などの設置が電車の遅延を減らすことにも効果があるとみている (photo: Yanping Nora Soong)