トランプ氏、免責巡り上訴

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共同通信
8日、米ネバダ州ラスベガスで集会を開いたトランプ前大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】トランプ前米大統領は12日、2021年の議会襲撃事件について大統領の免責特権は認められないとした連邦高裁の判断を不服として連邦最高裁に上訴した。米メディアが報じた。

 共和党のトランプ氏は、大統領在任中の行動は刑事責任を免れると主張している。民主党のバイデン政権が政治的な動機で刑事責任を追及しているとし、11月の大統領選への影響を避けるために裁判の先送りを狙っている。大統領に返り咲いた場合、自身が指名する司法長官に起訴を取り下げさせるとの見方がある。

 連邦高裁は今月6日、大統領を退任したトランプ氏が「市民」の立場になっているとした。