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共同通信
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【ヘルシンキ共同】フィンランド大統領選の決選投票が11日実施された。北大西洋条約機構(NATO)を重視し、隣国ロシアにより強硬な姿勢を取る中道右派、国民連合のアレクサンデル・ストゥブ元首相(55)が接戦を制した。12日に首都ヘルシンキで記者会見し「ウクライナに侵攻するロシアの国際法違反を非難する」と強調した。3月1日に就任する。
昨年4月のNATO加盟後初の大統領選で、ストゥブ氏の得票率は51.6%。対立候補の環境保護派、緑の党ペッカ・ハービスト前外相(65)は48.4%。ともに対ロ強硬派。
ストゥブ氏は会見で「侵攻が続く限りロシアと政治的関係を持つことはできない」と述べた。