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共同通信
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13日の衆院予算委員会で、陸上自衛隊幹部らによる靖国神社への集団参拝が議題に上った。木原稔防衛相は「参拝はおのおのの自由意思に基づいていることが判明した」と述べ、部隊による参拝や強制を禁じた1974年の事務次官通達に違反しないとした。共産党の穀田恵二氏は、参拝の実施計画を記した行政文書を示し、組織の関与が疑われると批判した。
参拝は1月9日に行われ、防衛省によると陸自航空事故調査委員会の関係者ら22人が参加。公用車の使用が不適切だったとして陸上幕僚副長らが処分を受けた。木原氏は「通達に違反する行為はなかった」とし、憲法が定める「政教分離」は守られているとの認識を強調した。