柿沢元衆院議員、初公判

02/13/2024

　東京都江東区長選を巡り区議ら10人に計約280万円の供与や申し込みをしたなどとして、公選法違反（買収など）の罪に問われた前法務副大臣の元衆院議員柿沢未途被告（53）の初公判が14日、東京地裁（向井香津子裁判長）で開かれる。

　柿沢被告は、保守分裂となった昨年4月の区長選で前区長木村弥生被告（58）＝同法違反罪で在宅起訴＝を支援。事件を受け自民党を離党した。

　起訴内容は昨年2月ごろ、元政策秘書らと共謀し、区議ら5人に計100万円を供与し、別の区議ら3人に計60万円の供与を申し込んだとされる。また元政策秘書との共謀分も含め、木村被告陣営の元スタッフに同3～4月ごろに計40万円を供与。同7～10月ごろには元区議に計約80万円を送金したとしている。

　さらに木村被告と共謀し、区長選中に同法で禁じられた有料インターネット広告を約37万円で掲載したとされる。

　柿沢被告は5期目だった昨年12月、東京地検特捜部に逮捕され、今月1日に議員辞職した。