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共同通信
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能登半島地震による石川県の農業関連のインフラ被害が千件を超えることが県のまとめで14日、分かった。県内の多くの自治体で田畑や農道に亀裂が生じたほか、水路の崩壊も確認されている。半島北部の奥能登地域は道路の寸断などで調査が滞っており、今後被害の拡大や復旧作業の長期化などの懸念がある。
石川県によると、農業被害は13日時点で農地が138件、農道が307件、水路が258件確認された。金沢市や七尾市、小松市などで被害が目立つ。奥能登(輪島市、珠洲市、穴水町、能登町)も「相当な被害」(県関係者)が想定されるが調査が進んでおらず、現時点で穴水町の農地と水路の計2件にとどまる。