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共同通信
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【パリ共同】国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)は14日、ロシアのウクライナ侵攻が始まって2年でウクライナの文化・観光分野に与えた損害額が推定で約35億ドル(約5300億円)近くに上ると発表した。
1年前の26億ドルから大幅に増加した。復興には今後10年で90億ドル近くが必要になるとしている。
ウクライナ当局から被害が報告された建造物や美術品、観光施設など計4779件の文化・観光分野の資産を対象とした。ロシアと国境を接する東部ハリコフ州の被害が特に大きく、全体のほぼ25%を占めた。