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共同通信
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【ワシントン共同】トランプ前米大統領が起訴された2021年の議会襲撃事件で、捜査を担当するスミス特別検察官は14日、大統領の免責特権が適用されるとするトランプ氏の訴えを退け、公判を速やかに開始するよう連邦最高裁に申し立てた。
共和党のトランプ氏は、大統領在任中の行動は刑事責任を免れると主張している。民主党のバイデン政権が政治的な動機で刑事責任を追及しているとし、11月の大統領選への影響を避けるために裁判の先送りを図っている。
スミス氏は最高裁に提出した書面で、公判が遅れれば「迅速で公正な評決を出す公益を損なう」と主張し、早期開始を要求した。